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「己を責めて他を責めぬ」矜持を
by 岡崎久彦 on 2013年12月 2日 安倍晋三内閣による戦後レジーム脱却の一つとして、道徳教育が論じられている。戦後教育のどこが戦前と違うのだろうか。私自身は最後の旧制高校生で大学も途中から海外に行ったので、偏向教育の実感が殆(ほとん)どない最後の世代である。今でも...
Japan’s Step toward Normalcy
by Hishiko Okazaki on 2013年2月26日 Following the launch of a new Cabinet under Prime Minister Shinzo Abe, certain elements in Japan and...
「安倍日本」どこが右傾化なのか
by 岡崎久彦 on 2013年1月 8日 安倍晋三内閣の成立を迎えて、内外に、日本の右傾化を懸念する声があるという。 <<まだまだ平和ボケを脱せず>> 私にはどうもそれが理解できない。客観的に見て、日本は右傾化どころか、まだまだ、世界の常識からはずれたパシフィスト(日本語...
「戦後レジーム脱却」に、再び
by 岡崎久彦 on 2012年12月 4日 選挙の行方はまだ分からないが、安倍晋三首相の突如辞職という悪夢のような一日から、5代の内閣を経て再び安倍内閣を迎えることになりそうである。 当時、安倍内閣は、米国の初期占領政策とその後の共産系プロパガンダを受けた国内左翼勢力によ...
情けない「お国のため」なき自民
by on 2012年8月20日 消費税法案の成立は近来にない快挙である。 ただ、年来一貫して自民党支持の私として、最後の段階で自民党が解散の予定明示を要求したゴタゴタは頂けなかった。自民党は最後には合意して良識の党たることを示したが、途中では公明党の方がよほど立派な印象を...
野田氏よ、今後も「大事」をなせ
by 岡崎久彦 on 2012年7月 4日 【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 野田氏よ、今後も「大事」をなせ 外国紙の日本政局論評は往々にして半可通や紋切り型の民主主義説教が多いが、英誌エコノミストが最近こんな分析をしている。 <<「大連立作動」と英誌分析>>...
国家を玩具にした時代の終わり
by 岡崎久彦 on 2011年9月 2日 【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 国家を玩具にした時代の終わり 2011.9.2 02:55 産経新聞 野田新政権に期待したい。 これで日本政治に立ちこめていた霧が一挙に晴れると期待できるほどそう甘いものでないことは知っている。しか...
低レベル放射能それほど危険か
by 岡崎久彦 on 2011年6月22日 米有力シンクタンク、ヘリテージ財団が、東日本大震災への日本の対応ぶりをレビューして、今後の米国への教訓とするために、報告書を発表した。 日本国内では、原発問題をめぐって、非難、弁護相交錯して泥仕合の様相を呈しているので、評価が定ま...
災い転じて大改革の福となれば
【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 災い転じて大改革の福となれば 2011.5.19 03:22 産経新聞 この論考は一種のファンタジーである。今のところ実現する可能性もシナリオも何も見えない。 ただ、一寸先は闇であるという政治現象の大原則だけを頼りに、そして、日本の将来はかく...
What has become of Japan?
by 岡崎久彦 on 2011年3月 3日 Recently, I had a most bizarre experience. I was walking down a street when a total stranger approached me and...
日本はどうなるのかと問われて
【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 日本はどうなるのかと問われて 2011年2月10日 産経新聞 昨年、私は不思議な経験をした。 道を歩いていると、知らない人がツカツカと歩み寄って、「日本はどうなるのでしょうか」と問いかけてきた。それも、一度ならず三度もあった。...
二大政党を自覚し超党派政治で
【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 二大政党を自覚し超党派政治で 2010年7月14日 産経新聞 選挙の結果、民主党は敗れたりとはいえ衆院の多数政党として残り、自民党は再び責任ある政党としての地位を回復した。今後どんな政界再編があるかもしれないが、この2つの政党が、日本の国政を...
国連中心主義も日米中正三角形論もさっぱりわからない
by 岡崎久彦 on 2010年2月10日 小沢氏の外交、安全保障に関して何か言うことがあるとすれば、「わからない」の一言に尽きる。国連中心主義とか国連待機部隊の創設といった持論を発表しているが何が言いたいのかさっぱり分からない。...
「冷めた政変」に戸惑う海外論評
【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 「冷めた政変」に戸惑う海外論評 2009.10.8 <<「反基地」の思想に懸念も>> 民主党新政権の下でこれから日本はどうなるのであろうか。 誰もはっきりとした見通しを持っていない。毎日懸案を次々に片付けなければならない民主党指導者にも分から...
「リベラル政権」の桎梏忘れるな
【正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 「リベラル政権」の桎梏忘れるな 2009.9.10 ≪政策変更には長大な時間≫ 「一利を興すは一害を除くに如かず。一事を生(ふ)やすは一事を省くに如かず」という政治の要諦は、ジンギスカンに仕え、ユーラシア大陸空前絶後の大帝国である元帝国の基礎...
The DPJ’s Sense of Duty
by on 2009年9月 4日 By HISAHIKO OKAZAKI Until the Democratic Party of Japan (DPJ)’s win in Sunday’s election, the Liberal Democratic Party...
選挙戦で「安保論議」の土俵を
【正論】選挙戦で「安保論議」の土俵を 元駐タイ大使・岡崎久彦 2009.8.19 ■日本の政治もここまで 自民、民主両党のマニフェストが出そろったのを見ると、よく日本の政治がここまで来たと、感無量である。 かつて半世紀以上自民党一党支配がつづいたときは、野党は政府の片言隻句...
未熟な「二大政党制」の犠牲者
【正論】未熟な「二大政党制」の犠牲者 元駐タイ大使・岡崎久彦 2009.3.9 <<政治家の酷使が進む国会>> 中川前財務・金融担当大臣が辞任された。 新年にお目にかかったときは大変お疲れのようすで、俗な表現ではヨレヨレの感じだった。現に「これほど忙しいことはいまだかつてな...
Aso Deserves High Praise
by on 2009年2月12日 By HISAHIKO OKAZAKI Allow me to cite from a private conversation held with former Prime Minister Junichiro Koizumi...
麻生総理のブレない「見識」
by on 2009年1月28日 <<小泉氏に2つのお願い>> 小泉元総理との私的な会話の内容を引用することをお許し頂きたい。もちろん、引用は私の発言部分だけである。 平成16年(2004)7月の参院選後、9月の内閣改造を控えた夏のころだった。...
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